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血清鉄(Fe)と不飽和鉄結合能(UIBC)が高い?低い?

私たちの体内にはトランスフェリンというタンパク質があります。

それで、私たちが摂取した鉄分は、このトランスフェリンと
結びつくことで体内にとどまります。

そのトランスフェリンと結びついて体内にとどまっている
鉄の量が「血清鉄」という数値で表されます。

でも、まだ鉄と結びついていない「空席」の
トランスフェリンもあります。

その「空席」の数を、鉄の量で表したのがUIBCです。

「鉄」さんがあと何人座れるだけ
席が空いているのかな?という感じ。

正常な人ですと全トランスフェリンの内、
3分の2は空席になっています。

ということで正常値・基準値ですが、
血清鉄は男性で60~165(μg/dl)、女性で40~145、
UIBCは男女共通で150~280となっています。

血清鉄が高い場合は、ヘモクロマトーシスや肝臓の異常が考えられます。
ヘモクロマトーシスというのは鉄過剰症ですね。

血清鉄が低い場合は鉄欠乏性貧血や感染症、がんなどが疑われます。

UIBCが高い場合は鉄欠乏性貧血の可能性があります。
逆に低い場合は肝臓の異常や感染症、がんなどが疑われます。

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