ガンダムのプラモデルを略してガンプラといいます。
私が小学生のころ、ガンダムの人気は爆発したのですが、
それとともにガンプラブームにも火がついたようです。
しかし、私が住んでいたところは田舎でしたので、
民放のチャンネルが2つしかありませんでした。
日本テレビ系列と、TBS系列。
ということでガンダムのアニメは放送されていなかったのです。
それでもプラモデルのほうは田舎のおもちゃ屋さんでも売られていました。
だから我々田舎の子供にとって、ガンダムの人気とは
ガンダムのプラモデルの人気のことだったのです。
アニメはプラモデルのあとに目にするようになります。
もちろん、田舎のおもちゃ屋さんですから在庫は少なく、売り切れ続出でした。
そのことがさらにガンプラ人気に拍車をかけます。
「数量限定」効果ですね。
主人公であるにもかかわらず、「ガンダム」のプラモデルはよくお店に残っていました。
やっぱりジオン軍の機体の方がカッコよかったんです。
とくにシャア専用機!なのですけど、
我が田舎の子供たちはなぜか「アッガイ」を欲しがりました。
あの豚鼻みたいなアッガイです。
腕がびよ~んって伸びるアッガイです。
決してかっこいい部類のモビルスーツではない。
では何故人気が出たのか?
これも数量限定効果のなせるわざです。
やっぱりおもちゃ屋さんもアッガイのフォルムを見て、
「こんなかっこわるいの売れんだろう・・・」と思い入荷を控えたのでしょう。
そのことがアッガイの希少化を進めて価値を高めてしまったのですね。
それでかっこわるいにもかかわらず、友達はみんな
「アッガイ欲しい、アッガイ欲しい」と言っていました。
ちなみに私が初めて手に入れたガンプラは、144分の1グフです。
これはもう、アッガイとは大違いで間違いなくかっこいいですね。
筆とか薄め液とか塗料とかと一緒に買ってもらったのを憶えています。
あれは嬉しかったなぁ。
あわせて約1ヶ月半アニメが無料